日曜日に予定されていた(2番目の)義妹(セシール)夫婦の襲来(えっ?)ですが、昼食のみで宿泊は無くなりました(わーい!)。

と言いますのは旦那の一番下の妹クレール(妹が3人いる)の配偶者の父親が亡くなりお葬式が火曜日になったからで、色々教会での準備を手伝う必要があるので帰ることになったのです。

写真 1

クレールの配偶者パスカルの父親は長い間アルツハイマー型認知症を患っておられ2年前から施設に入所しておられました(関連話↓)。



(2年前老人ホームに入所された話↓)



癌を患っておられた母親の方もアルツハイマー型認知症を発症して
今では父親とは別の老人ホームに入所されておられます。

うちの旦那が妹クレールから電話を受けたのですが、彼は妹の感情のまま私にその時の話をしました。

写真 2

彼らは3日間の休みを利用して自分たちの娘のところに行く予定でした。娘が恋人(結婚はしていないけれどフランスでは当たり前)との間に子供が出来たので顔を見にパリから800キロ離れた彼らの家に向かっておりました。

ところが500キロ車を走らせたところでパスカルの父親が亡くなったという知らせを老人ホームから受け取ったというわけです。

写真 3

これにクレールは非常に腹を立てて(なにもこんな時に..)と話し、旦那も可愛い妹の話なので「本当に酷い話だ。最後まで迷惑をかけやがる」という言い方をしました。

写真 4

前にも書きましたがパスカルの両親は一人息子の子供3人をとても可愛がり、夏は別荘に連れて行き3人の孫の面倒を1ヵ月も見ていました。その別荘はまだ売却せずに今はパスカル家族が使用しています。

(あぁ、こんなにも良くしてあげていたのに最後は自分のあずかり知らない病気で迷惑をかけたとかで帳消しになるどころか疎まれるんだ)と思うと悲しくなりました。

写真 5

ただ孫はおじいちゃんとのお別れに生まれたばかりの娘を連れて車で800キロ走ってお葬式に来るそうです。

写真 6

そうすると今度は皆が集まるこの機会を逃したくない旦那が「僕もお葬式に行こうと思う」と言ったので私は「申し訳ないけれど私はこちらのお葬式にしばらく行きたくない」と言いました。

写真 7

日曜日に来るセシールの車で一緒に行き帰りTGV(フランスの新幹線)で帰ってきたらいいのにと思うんですが、旦那は一人で電車に乗れません(ほな、大人しく家にいなはれ)。


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悲しいですね、どんなに何十年も素敵な時間を共有してきても最後の数年の思い出に上書きされてしまうんでしょうか。クレールも息子であるパスカルもドライですがそんなもんでしょうかね。私はセシール夫妻が家に泊らなくて助かりました。土地の書類は1番目の妹が雛型を送ってきてくれてもう投函したので家に寄ってくれなくてもいいんですけれど。まぁ、兄妹だから会いたいんでしょう。ご飯くらいは頑張ります。旦那も行くのかなぁ。往復8時間。悪いけど私は行きません。

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