提出しなければいけない書類が進みません。

健康保険・補填保険・銀行...。要求される書類は多岐にわたり「出生証明書」は息子が生まれた県にネットで申請、「事故証明書」は警察、「死亡診断書」は病院
に連絡、「息子が独身で子供や婚姻関係を結んでいなかった証明書」は5通(友人・同僚・家族・近所等関係を違わせること)と証明してくれた人達の身分証明書のコピー、事故当日の新聞記事のコピー等々。

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「事故証明書」は葬儀屋さんがメールを転送してくれましたが、一緒に聞いてくれた「死亡診断書」はまだ何の連絡もありません。

「出生証明書」は依頼して一週間後にやっと「あなたの申請を受け付けました」と返信不可の自動返信メールがきました。

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一番時間がかかりそうだと思った同僚や友人たちからもらう証明書5通は息子の会社の社長さん自ら書いて下さったりして先週には揃いました。

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他の書類が揃うまでに私は申請書を書かないといけないのですが、私一人でいる時間帯にするには心にかかる負荷が大き過ぎて書類を開けることが出来ません。

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その他に私は在フランス日本大使館に死亡届を提出しなければいけませんでした。

フランスは二重国籍が認められていて息子も日本国籍を保有しておりました。本当は日本は二重国籍が認められていないので、重国籍者は20歳までに(息子の生まれた年では22歳までに)どちらかを選択しなければいけなかったのですがそのままにしておりました。

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ネットで調べて母と姉に戸籍謄本を取り寄せてもらい届け出用紙をダウンロードし、市役所が発行した死亡証明書の翻訳等を泣きながら書きました。

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そして地方に住んでいるので領事部窓口に届ける方法は郵送でも良いのか電話で問い合わせたところ、電話に出た男性は「ちょっとお待ちください」と言い誰かに聞いた後「郵送でも結構だそうです」と言いました。

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提出書類には「パスポート」も記載されており、「無効処置のあと返却します」と書かれていたので私は息子のパスポートに「VOID(無効)」の穴が開くのは悲しいなと思いましたが(せめて顔写真のところには穴が開きませんように)と祈りながら書留郵便で送りました。

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ところが先週日本大使館から電話があり「書類確かに受け取り不備などございませんでした。今日電話させてもらったのは郵送されたパスポートですが無効処置のあとどうされますか?」と言われたのです。

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聞くと郵送の場合は「コピー」で良かったということで、返却する場合は返信用封筒に住所を書いて切手を貼ったものを郵送して欲しいということでした。

「あぁ、わざわざ電話で問い合わせたのに」と言うと「いつでしょうか?先月ですか?私休みをもらっていた時だと思います。代わりの者がコピーでいいと言わなかったんですね。失礼しました」と言いましたが、「パスポート自体はこちらで無効処置をしますので返送は普通郵便でも構いませんが書留にされたい場合はそうして下さい」と言いました。

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私はその時点ではもう涙声になっていて「わかりました。書留でお願いします。返信用封筒送ります」と言って電話を切りました。

日本大使館の対応は間違っていません。国民の大事な税金ですものね。個人の為に使ってはいけません。

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大使館に残された息子のパスポートを早く引き取ってやらないといけません。やっとのことで一つ済ませたと思っていた書類関係がまた増えて、とても簡単なことなのですが心が破裂しそうになりました。

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今日サイトを確認すると「郵送で届ける場合は、原本ではなくコピーを送ってください」という一文が追加されていて(こういうところは日本だな)と思いました。


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たまらない、たまらない、たまらない。旦那がしてくれたことは「家族」からの証明書のみ。先週電話をくれた日本人の友人が「大丈夫?何してる?」と聞いたので「提出しないといけない書類がいっぱいで」と言うと「たとえばどんな書類?」と言われ、そんな何でもないだろう会話にもイラついてしまう。今はパスポートを無効にしても穴はあけないのだそうです。息子は赤ちゃんの時からのパスポートを全て引き出しに入れており、最後のパスポートは成人したので10年用でした。私は添乗員をしていましたが荷物の整理は下手で里帰りの時は母がしてくれており、息子が大きくなってからは彼が重量超過しないよう荷物を作ってくれていました。食料品をタオルや下着でくるみナイロンに入れてこまめに重量を量って「ママ、もう荷物増やしたらあかんよ」と言っていました。まさか今度は息子を貨物室に入れて日本に行くとは思ってもみませんでした。同じ引き出しに入っていた財布にはうちの親がくれたお金が4万5千円入っていました。日本に行くのをあんなのも楽しみにしていたのに。どうして。酷いよ。

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