昨日雪を連れてCクリニックに行ってきました。

結論から先に言いますと雪は今日断脚手術をします(私の気持ち↓)。



緊急に押し込んでもらった手術なので今日のどの時点で手術されるか分かりませんが、出来れば午前中(今の今かもしれない)若しくは午後ということで昨日預けてきました。

道中45キロの道を最初から最後まで大きな声で鳴き倒している雪に「元気じゃない」と声をかけて到着したCクリニックは獣医さん3人受付2人体勢でした。

B病院が推薦する先生は30代後半か40代前半のきびきびした女性でした。

先生は診察室のドアを閉めるなり「わぁ、凄い臭いね」と言いました。それは膿と血と浸出液の混じった臭いでしたが私の鼻はそれが雪の生きている証拠の様に認識していて「臭い」とは思ったことがありません(現在の状況↓)。



彼女は雪の病理検査の結果に目を通し雪を診た後、今の状態がいつからかを私に聞き「2つ選択肢があります」と言いました。

「1つは安楽死、もう1つは断脚です。この状況はこの子にもあなたにも辛いものです。自然に死を待つにはこの子は元気すぎます。ご飯を食べ排泄をしてこんなにも元気な子(診察室では元気に歩いていた)を安楽死させる決心はあなたにはつかないと思います。脚を切断しませんか?この子が自然に生を終えるのを見守るとしても今この苦しみを取った方がいいです」

私が「脚を切る痛みとその後の痛みは今の痛みと比べるとどのようなものですか?」と聞いたところ、彼女は「あぁ、もうそれは比べ物にならないくらい切断した方が楽です」と言いました。

手術 1

「切断後2週間後に抜糸をしたら普通に生活できるようになります。猫は三本足でも平気です。うちの猫も三本足なんですよ。この子の『今の快適さ』を求めませんか?確かに手術をしても癌はいずれどこかに出来るでしょう。1ヵ月もたないかもしれません。上手くいっても半年。でも今の苦しみを取るのは断脚が一番です」と言いました。

恐らく断脚しか道がないのだと言う事は私が思っていたことなので「お願いします」と言った時には目から安堵の涙がこぼれました。

彼女は費用の計算とスケジュールの調整の為に一旦席を外し、「緊急なので他の手術を2件伸ばしました(ごめんよ)。明日できます。高齢(14歳9か月)なので麻酔を慎重に行うため血液検査もしますが手術中に息を引き取る場合があるのは了承して下さい」と言い私は書類にサインをしました。

手術 2

「今晩は家に連れて帰られますか?」と聞かれましたが道中のストレスを考えて病院にそのまま預けてきました。

雪を渡す時に声をかけていると「抱いて撫でてあげたらいいですよ」と言われましたが涙が止まらなくなりそうなので「大丈夫です。ご飯を置いていっていいですか?」と持参したパウチと缶詰を出しました。

彼女は「もちろんですとも。これがいつも食べているものですね。明日の朝手術が出来れば午前の終わりに、午後に手術であれば午後の終わりに電話します。水曜日はこちらで様子を見て木曜日に退院。2週間後に抜糸。その後のことはまた相談しましょう」と言いました。

費用は昨日の診察と抜糸まで込みで500ユーロ(65,000円)です。日本に里帰りしたいと(旦那の給料からかすめて?)貯めてきたのが役に立ちます(どっちみちサーチャージの高騰で足りないし(;'∀'))。

旦那には何も話していません。彼は家から雪がいなくなったのも気が付いていません。

手術 3

昨日夜に来た息子に話したところ「うん。良かった。それがいいと思う。僕はA病院を訴えたいよ」と言いましたが、「それをしてどうなることでもないし、今は雪の手術が上手くいくようにだけ考えよう」と言いました。

帰って行く車を見送りながら(あれ?費用については聞かなかったな?)と思いました(-_-;)。

私の今回の決断によく思われない方もおられると思いますが、どうか一緒に雪の無事を祈ってやって下さい。お願いします。


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昨日は旦那がお昼寝している時に雪を連れて出ましたので彼は私がどこに行っていたか知りません。勿論断脚しても癌は消えるわけではなく、再び同じことの繰り返しかもしれません。でも私に今出来る最良の選択がこれだと信じます。足の付け根に新しく出来ている腫瘍についてはそれごと切断してしまえると言っていました。今日の私は落ち着きません。どうか皆様のお力を貸して下さい。コメントは個々に返信できませんが、パワーを送ってくださいと甘えておきます(いつものこと)。

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