昨日の記事(こちら↓)の続きです。



社会保険事務所のサイトを見ると営業(?)しているのは火曜と木曜の週に2日だけで後の日は予約者のみとなっており、丁度その日が木曜日でしたので急いで行ってきました。

到着すると建物の前に2組待っていて入り口で職員が来館理由を聞いて順に入れているのですが、広い事務所に「2人まで」しか入ってはいけませんでした。

赤いトラクター 1

フランスではもうどこもコロナ以前の暮らしに戻っているのに公務員だけは堂々と2年前と同じことを続けているんだなと思いながら順番を待ち、私の番になりました。

私が来館理由を告げると50代くらいの職員の女性が「息子さんの年齢は?」と聞いてきたので「24歳です」と答えると「委任状はお持ちですか?」と言いました。

赤いトラクター 2

(うわー、そうか、しまった)と思いましたがここで帰るわけにはいきません。私が「彼の健康保険カードを預かって来たという事は委任されたという事でしょう?」と返すと彼女は「いえ、委任状が要ります」と言うので、「では私が今あなたの目の前で息子に電話して親子関係が証明出来たら入れてもらえませんか?」と聞きました。

私は「書類が受け付けられているかどうかだけでいいんです。息子は引っ越したんですが住所変更をしていなかったらしく、もしかしたらそのことで書類がはねられているという事は無いかと思って」と食い下がると(幸い私の後ろは誰も並んでいなかった)、彼女は「あなたどこにお住まい?」と聞き、私が住んでいる町を言うと(田舎だ、遠いな)と迷ったのが見て取れました。

赤いトラクター 3

そこで畳みかけて「電話をして携帯のショートメッセージで委任する旨を送らせてもダメですか?」と言うと彼女は仕方ないという顔をして「いいですよ」と言ってくれました(よしっ!)。

彼女の目の前で電話を掛けましたが留守番電話になりました(想定内)。私は日本語で「もしもし〇〇?ママよ。今セキュ(社会保険事務所)。プロキュラシォン(procuration・委任状)が要るんやって。SMSで送って」と言いながら彼女の方を見て「SMSでOKですよね?」と言うとまさかの外国語でのやり取りに(しまった)という顔をしながら要所要所にフランス語の単語を入れたことで(うんうん)と頷きました。

赤いトラクター 4

電話を切って「10分後に戻って来ていいですか?SMS持って」と言うと「わかりました。じゃ、後で」と言ってくれたので息子からの返信を待ち、委任状がSMSで来たのでそれを持って再び玄関前に行きました。

すると先ほどとは別の30代くらいの太った(太った言うなー)女性が出て来て「ご用件は?」と聞きました。

赤いトラクター 5

私が用件を言うと「委任状をお持ちですか?」というので携帯電話を差し出し「SMSでもらっています」と言うと、「SMSは受け付けません」と言いました(ほらねー、フランス!)。

「いえ、先ほど対応して下さった女性がSMSでいいと言って下さったんです」と言うと「聞いてきます」と奥に消えて行きました。

続きます(おいっ!)。


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粘りましたでしょう?これうちの旦那だったら秒殺ですね(笑)。在仏25年ともなると厚かましくなるもんですわ(はい?)。またまた最終回直前号みたいになってすみませんね。明日は後編の前編にならないよう簡潔な文章作りに努めます(ホントか?)。フランスってね対応した人によって全然違うんです。なので皆割と窓口を並び直したり、電話だったら一回切って他のオペレーターが出ないか挑戦するんです。当たり外れがあるんですが、当たった時は面白いです( ̄ー ̄)ニヤリ。あっ、忘れないうちに言っておかないと。13日(水)日本時間14時から16時までライブドアブログさんがメインテナンスを行われます。その間ブログの閲覧はして頂けますがコメントの投稿が出来ません。この時間帯を外して宜しくお願い致します_(._.)_。

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