マルセイユが不服を申し立て」より続きます。

今から5年前の2015年1月7日11時半、パリ11区にあったフランスの風刺新聞「シャル
ー・エブド」社にイスラム過激派テロリストが乱入、編集長、風刺漫画家、コラムニスト、警察官ら合わせて12人が殺害された事件がありました(ウィキペディアより抜粋)。

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「シャルー・エブド」社はイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を幾度となく掲載、事件当日に発売された風刺画は大変挑発的なものでありました。

当初誰もが「表現の自由が侵された」とテロリストの行為を非難しましたが、後に
「シャルー・エブド」社の行き過ぎた挑発を非難する人達も出てきました。

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さて本日、9月25日(金)午前11時半、旧
「シャルー・エブド」社が入っていた建物の前でテロ事件が発生しました。

「シャルー・エブド」社は現在住所を移しており、安全上の観点から住所の公開はされていません。

襲われたのは建物の前でタバコを吸って休憩していた若い男女2人で、彼らは「プルミエ・リーニュ」社で
テレビ局とタイアップする雑誌を担当している従業員でした。彼らが襲われたのは無差別の様だということです。

2人は肉切り包丁(鉈の様な物)で襲われ重傷を負いましたが、人工呼吸器を必要とはしていません。

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襲ったのは18歳のパキスタン人、アリ・アシャム(Ali Hasham U)です。2018年8月にフランスに入国、未成年であった為、フランス政府の保護を受けていましたが、2020年8月に庇護から外されていました。

過激化した報告はされておらず警察に知られた存在ではありませんでしたが、1ヵ月前に武器を所持していたことで拘束されています。

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犯行後逃走していましたが、12時半にバスティーユ駅で逮捕、そして14時別の男性(33歳)が事件に関与しているとしてリシャー・ルノワール駅で拘束され、更に5人が夕方パリ北郊外セーヌ・サン・ドニ県で拘束されました。

「シャルー・エブド」社襲撃事件の公判が今月の2日から始まっており、それに合わせて「シャルー・エブド」社は事件の発端となったムハンマドの風刺画を再掲載し、イスラム過激派より脅迫を受けていました。

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(画像はTF1よりお借りしています)

1面のタイトルは「すべて、これだけのために」と書かれました。

ただ今回のテロ事件は実行犯が
 「シャルー・エブド」社が移転したことを知らなかったことからイスラム過激派と繋がっていたとは考えにくいとのことです。

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