疲れる国 前編」「疲れる国 中編」より続きます。

彼女はさすがに私のことを気の毒に思ったのか「モバイルWi-Fiルーターを持ち帰って下さい。そして本部からあなたの携帯にメッセージが来たらブティックに連絡して下さい。使えるようにしますので」と言いました。

(使えなかったらただの箱じゃないの?)と思いましたが受け取ることにしました。

なに 1

「ところで100ギガを私の携帯に貰えるという話はどうなりましたか?」と聞くと「あら、これはどちらかなのよ。
モバイルWi-Fiルーターか携帯電話に100ギガの選択よ。携帯電話に100ギガの選択をしていたら直ぐだったのにね」と言いました。

ええ?息子が話したオペレーターはそんなことを言っていなかったのに???

なに 2

今更100ギガに変えて下さいと言ったところで余計にややこしくなるだけでしょうし、ブティックを出ましたが、少し先の駐車場に行ったところで「いや、私、こんなところで引き下がっていてはいけない!」と思い直し電話を取り出しました。

S社にかけ、待ち時間6分の後、黒人訛の男性オペレーターが出ました。

なか 3

私が興奮気味に一通り説明したあと、彼は冷静に「お名前は?電話番号は?メールアドレスは?」等の一連の再確認をして、次に私が言った通りの事を復唱しました(彼は当たりだ!)。

「これで間違いありませんか?」「はい」と言うと
モバイルWi-Fiルーターは用意できていますよ」と言いました。

なか 2

私は咄嗟に「電話を切らないで下さい!私、実はブティックの前にいるんです。このままブティックに戻りますので店の人と直接話してもらえませんか?」と言い、相手の返事を待たずにブティックに走って戻りました。

血相を変えて戻ってきた私の姿に40代後半の女性は目を見張りましたが、事情を説明して電話を代わってもらいました。

なか 4

彼女はオペレーターと話すと目の前で書類の処理をして
モバイルWi-Fiルーターを機能させてくれ、電話を私に戻しました。

オペレーターは「あなた方のお住いの地区一帯、フランス・テレコムに問題があって電話回線が繋がっていません。回復までに少なくとも2日間はかかるそうです」と言いました。

彼女にそう言うと「そうでしょう。こんなに長引くときはうちが原因じゃないのよ。フランス・テレコムなのよー」と言いました。

なか 5

オペレーターに一応100ギガの話もしましたが、これはどちらかの選択だと言いました。

という事で私はルーターを持ち帰り、金曜日の夕方4時半からネットを使う事が出来ているというわけです。

なに 3

それにしてもオペレーターの質の個人差が大きすぎます。どうして直ぐに地域の問題だと分かる人と分からない人がいるのでしょう?ブティックでさえ把握していませんでした。

良いオペレーターに当たるかどうかは運次第です。息子は「僕、ママの携帯にも100ギガもらってみせる。だってあの人がそう言うたもん」と言っていますが、ややこしいことはしない方がいいのかもしれません。

人気ブログランキングヘリスの上をクリックして応援して下さればとっても嬉しいです♪オペレーターはアルジェリアやモロッコに繋がるんですが、もしかしてフランスにも繋がる場合があるのかもしれません。そしてフランスに繋がった時だけ地域の問題だとわかるのかしら???それともただ単に何かを見落としているのかしら?でもいつ直るんですかね~?そして火曜日のテクニシャンが来る約束はどうなるのでしょう?地域の問題なら来ても仕方がないんじゃないですかね???

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