ドイツは遠い 前編」より続きます。

以前タバコ屋さんから日本に小包を送ろうとした時、Mさんに「国際郵便は機械が壊れていて送れないんです」と言われたことがあり、また私のジムの友人も「Mさんの時に郵便物を頼むといつも機械が壊れている」と言っておりましたのでタバコ屋から送るつもりはありませんでした。

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ところが思い立った日が火曜日でしたので、車で家を出てから「あっ、今日はマルシェの日だから車が止めれないかも」と思ったのと、COVID19の影響で郵便局の営業日が週に2日になっており火曜日の営業状況がわかりませんでした。

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時間を見ると10時50分でしたので、(誰もいないだろう)とタバコ屋に行きました。太ったMさんは小包を見るなり顔が曇り「国際郵便の用紙が無いと思うのよ」と言いながら、ゆっくりとした動作で用紙を探し始めました。

この段階で(断られるな)と思ったのですが、彼女は「あった、あった」と用紙を持ってきました。

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タバコ屋の奥の方にあるテーブルで宛先の用紙と税関申告書を記入したのですが、他にお客さんは誰もおらず、彼女は見知らぬ私が万引きでもするかと心配になったのか私の横にある棚を整理し始めました。

その時にお客さんが一人入って来て一旦私から離れたものの、お客さんが帰ると再び私の側に戻って来て私をちらちら見ながら棚の商品を触っていました。(げぇ、感じ悪~)と思いながら書いていると、次々とお客さんがやって来て彼女は離れていきました。

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書き終わると5人のお客さんが並んでいて私は一番後ろにつきました。実はこの時点でここから送るのを止めようかと思ったのですが、ここでやめたら本当に万引きを疑われるかと思い並んだのでした。

宝くじをする人、タバコを買う人、お金をおろす人......大変スローペースで進み私の番になりました。この時点で私の後ろには誰もいませんでした。

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彼女は書類を確認すると切手を印刷する為の機械に値段等を打ち込みました。ところが印刷機からは切手が印刷されませんでした。

「あら、おかしいわ~。これで合っているはずなのに~」と何度もやり直すうちに私の後ろには人が並び始めました。

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その数が3人、4人と増えて来た時、彼女は私の肩越しに後ろの人達に向かって「ごめんなさいね~。待たせちゃって~」と言いました(えっ、私はいいんかい?)。

私の後ろの男性だけが「いいですよ」と言い、私は彼女に「あの、無理なようでしたら私郵便局に行きますので」と言いました。

しかしながら彼女は何度も同じ動作を繰り返し、店の外にも人が並び始めました。

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「あの、もう、本当に結構ですので」と言うと、彼女は「最後にもう一度するから」と言い、再び私以外の人達に向かって「すみませんね~!」と言いましたが、今度は誰も答えてくれませんでした。

そしてラストの一回で奇跡的に印字が始まり、私は支払いをして控えをもらい店を出ることになりましたが、少なくても8人は並んでいて、私はぺこぺこと頭を下げて「ごめんなさい」と言いながら去りました。

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この話を後で旦那にしたところ「なんで謝るの?君が悪いわけじゃないのに」と言いましたがこんな小さな町で1人しかいないアジア人の私があの状況で堂々とできるわけがないじゃないのと思いました。

店を出たのは11時15分でちょっと頭に来ていた私は、そのままマルシェに気晴らしに行ったのでした。

翌日小包の追跡番号で状況を見たところ、火曜日の朝に出したにも拘わらず1行目には「当日の便には遅すぎて集配所に行けなかった」と書いてあり、それから確認するのを止めました。

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あっ、そんなこんなの出発でしたがドイツには14日に届きました!良かった~。
でもね、やっぱりタバコ屋さんからはもう郵便物は送りませんよ。

人気ブログランキングへクジラの上をクリックして応援して下さればとっても嬉しいです♪うちの旦那に「万引きすると思われたかも」と言うと「彼女は凄く癖がある奴なんだよ。一緒に働いている女の子も嫌な人だって言ってた。今度一緒に行こう(かれはタバコをいつも買っている)」と言いました。えっと時事ニュースはお休みです。今日はマスクの話と国外の話しかありませんでした。フランスのCOVID19の感染者は24時間以内に3310人増えました~。

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