「フランス 力を合わせて」より続きます。
(画像はFrance3、TF1よりお借りしています)

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3月30日(月)もフランス東部ストラスブールから6人の患者が、ドイツ、スイスの病院へと搬送されました(ご協力頂き感謝です)。
(フランス東部は919人が死亡、現在入院患者は3950人、重篤な症状の患者が844人)

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フランスのCOVID19感染者数は44,550人(内重篤な症状の患者は5107人)、死者3024人です。24時間以内に418人亡くなったことになります。現在21,000人が入院していますが、その内の34%は60歳以下で、64人が30歳以下です。また回復者の数は7,924人です。

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一方今一番感染者が爆発的に増えているのはイル・ド・フランス(パリ地域圏)です。954人が亡くなり597人が新しく入院、現在入院患者は7689人です。

各病院がベッド数、人工呼吸器数の不足を訴えています。今の状態は回復の見込みが薄い人より可能性がある人に人工呼吸器を優先的に使用している状態だとのことです。

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東部同様、感染者が少ない地方に患者の搬送を行い始めましたが、イル・ド・フランス(パリ地域圏)の医師は更なる搬送を他国にも呼びかけるようにと訴えており、感染者のピークは今週だと予想しています。

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30日中国より待望のマスク800万枚が到着、

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盗難を避けるため警察のエスコートで各地の中継所に送られ、病院関係者や薬局に配達されます。

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さて大型スーパー、カルフールではレジの女性アイシャさん(52歳)がCOVID19に感染して亡くなったのを受け、南部プロヴァンス地方で組合が「安全性が確立されていない」と30日の午前中ストライキを行いました。

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また郵便局でも「従業員の安全性が確立されていない」と全体の6%しか開いていない状態です。配達に関しては週に3度、水、木、金曜日だそうです(でもうちの地域は週に1度くらいです)。

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ところでこの度自分たちの身を犠牲にして仕事をされている看護師さん達ですが、市民から思わぬ手紙をもらった人達がいます。

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「あなた看護師ですよね。感染するリスクが高いんだからここに車を停めないでください」というメモや、

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「あなたの仕事は私たちの安全を脅かします。アパートの入り口のドアを触らないようにして下さい」という手紙や、

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「コロナウイルスが終息するまでこの町から出て行ってください。終わったら帰って来ても構いません」という手紙まであります。最後の手紙に関してはその町の市長さんが責任を持って手紙の差出人を探すそうです。

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夜の20時に窓から感謝の意を表して拍手する人達もいますが、実際自分たちの側に看護師さんがいればこういう態度に出る人もいるということでしょうか。本当に情けない話です。

また別の訪問看護師さんは車の窓ガラスを割られ、中からマスクと除菌ジェルを盗まれました。高額で販売する目的でしょうか?それとも自分で使用する為でしょうか?危険を顧みず一所懸命に仕事をされている彼らに対して本当に失礼な行為です。

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最後にCOVID19の治療薬として注目されているクロロキンですが、心臓に持病がある人には注意が必要で、服用中に病院に搬送された人達もいますので注意喚起がされました。

人気ブログランキングへロールケーキの上をクリックして応援して下さればとっても嬉しいです♪スーパーのレジも大変だとは思うのですが、それならマルシェを開ける方がいいんじゃないかと思います。彼等は働きたがっていますし、農家の方が収穫した野菜や果物を売る場所が必要です。多分今日の夜のニュースでマルシェについて見直されるという事を言っていました。

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