「ビアリッツ・G7サミットへ向けて」「ビアリッツ G7サミットの始まり 上」「ビアリッツ G7サミットの始まり 下」「ビアリッツ・G7サミット 2日目 上」「ビアリッツ・G7サミット 2日目 下」より続きます。(画像はTF1よりお借りしています。)
8月26日(月)、フランス南西部のリゾート地で開催されておりましたG7サミットが閉幕致しました。
フランスでのニュースという事で、フランス側視点からの報告では大変有意義な話し合いであったとのことです。
最終日の午前中には地球温暖化対策について話し合われ、マクロン大統領は海洋を航行する船の速度を軽減し温室効果ガスの排出を削減することが急務であると話しました。
また海のマイクロプラスチック汚染について、マイクロプラスチックから作った時計をメンバーにプレゼントし、海の生態系への影響について話し合いました。
午後はアメリカの巨大IT企業、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン(総称してGAFAガファ)の納税制度について話し合われました。
現地でも3%の課税をする「デジタル課税」案をフランスがEU合意に先立ち実施した場合、アメリカ側はフランス産ワインに多額の関税を課すという話は、マクロン大統領とトランプ大統領が24日(土)昼食時に会談した時とは異なり、
フランス側より妥協案が提案され、アメリカの報復措置は見送られる見込みです。
妥協案は、2021年OECD(経済協力開発機構)がデジタル課税に関する各国共通のルールを導入したあと、フランスは2019年と2020年のガファ等のIT企業の支払い金額を計算して、それが売上高の3%未満なら企業に還元するというものです。
またイランのサプライズ訪問についてトランプ大統領は、「マクロン大統領は事前に私に許可を取ったので何の問題もない」と述べました。G7サミット終了後の米仏共同会見ではトランプ大統領はイランのロウハーニー大統領と会う準備ができていると語りました。
(左 イランのザリフ外相)
その他、サミットでは「アマゾンの森林火災」「米中貿易戦争」「英国のEU離脱」「香港デモ」等についても話し合いがなされ、
特にアマゾンの森林火災については、消火活動の為に2000万ドル(約22億円)の緊急支援をすることを発表しました。またその後の植林についての支援も約束しました。
アマゾンの森林火災は今回が初めてではなく、今回G7サミットのタイミングで話題となり、世界規模で環境破壊問題(発展途上国の経済問題)を共有することが出来たのは良かったのではないかと思います。
(米メラニアさんと仏ブリジットさん)
ファーストレディ達は最終日、リゾート地の海岸の散歩を楽しみ、
マクロン大統領は短い「首脳宣言」を作成し、G7サミットは閉幕。
13,200人の警察、軍隊による警備は解かれ、空港は解放され、ビアリッツにいつもの時間が戻りました。
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8月26日(月)、フランス南西部のリゾート地で開催されておりましたG7サミットが閉幕致しました。
フランスでのニュースという事で、フランス側視点からの報告では大変有意義な話し合いであったとのことです。
最終日の午前中には地球温暖化対策について話し合われ、マクロン大統領は海洋を航行する船の速度を軽減し温室効果ガスの排出を削減することが急務であると話しました。
また海のマイクロプラスチック汚染について、マイクロプラスチックから作った時計をメンバーにプレゼントし、海の生態系への影響について話し合いました。
午後はアメリカの巨大IT企業、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン(総称してGAFAガファ)の納税制度について話し合われました。
現地でも3%の課税をする「デジタル課税」案をフランスがEU合意に先立ち実施した場合、アメリカ側はフランス産ワインに多額の関税を課すという話は、マクロン大統領とトランプ大統領が24日(土)昼食時に会談した時とは異なり、
フランス側より妥協案が提案され、アメリカの報復措置は見送られる見込みです。
妥協案は、2021年OECD(経済協力開発機構)がデジタル課税に関する各国共通のルールを導入したあと、フランスは2019年と2020年のガファ等のIT企業の支払い金額を計算して、それが売上高の3%未満なら企業に還元するというものです。
またイランのサプライズ訪問についてトランプ大統領は、「マクロン大統領は事前に私に許可を取ったので何の問題もない」と述べました。G7サミット終了後の米仏共同会見ではトランプ大統領はイランのロウハーニー大統領と会う準備ができていると語りました。
(左 イランのザリフ外相)
その他、サミットでは「アマゾンの森林火災」「米中貿易戦争」「英国のEU離脱」「香港デモ」等についても話し合いがなされ、
特にアマゾンの森林火災については、消火活動の為に2000万ドル(約22億円)の緊急支援をすることを発表しました。またその後の植林についての支援も約束しました。
アマゾンの森林火災は今回が初めてではなく、今回G7サミットのタイミングで話題となり、世界規模で環境破壊問題(発展途上国の経済問題)を共有することが出来たのは良かったのではないかと思います。
(米メラニアさんと仏ブリジットさん)
ファーストレディ達は最終日、リゾート地の海岸の散歩を楽しみ、
マクロン大統領は短い「首脳宣言」を作成し、G7サミットは閉幕。
13,200人の警察、軍隊による警備は解かれ、空港は解放され、ビアリッツにいつもの時間が戻りました。
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コメント
コメント一覧 (8)
ワインの関税が落とし所に落ち着いたようで、良かったです⭐️
アマゾンの火災について、過去もあったとのことですが、フランスの報道ですと、今回は今までの中でもやはりひどい状況なのでしょうか?日本だと、ほとんどテレビで報道しないんですよね(>_<)また、ブラジル側がG7の支援を拒否したとのニュースもあり、残念です。。。
雨乞い(>人<)
ミネット
がしました
こちらでも連日、ニュースが流れていました。
アマゾンの森林火災、驚きましたが
初めてではないのですね・・・
地球温暖化問題・・・
対策はとられているようですが、
なかなか表面に現れない効果。
この先が不安ですね・・・
ミネット
がしました
最近行われたセレブ達による温暖化防止ミーティングでも、各国のセレブが排気ガスを大量に撒き散らしながら優雅にプライベートジェットで大集合してました。私はこういう偽善が大嫌いです。
ミネット
がしました
実際に国際政治の主役は3つ、アメリカと中国とロシアです。この3国の思惑で世の中が動いていますから。インドやブラジルやイランは話しの中には出てくると言う扱い。イギリスやフランスや日本なんて大きい話しではほとんど影響力無しです。
トランプ大統領なんか素直にサミット要らんを言ってますね。あの正直さが私は好きです。マクロン大統領におかれては、体裁を取り繕うために行う宣言に血道をあげるのではなく、足元の疑惑解明や減税をしっかりしてほしい。
ミネット
がしました