7月28日(日)19時45分頃、フランス南東部の町オリウル(Ollioules)の洗車場で激しい銃声が連続して起こり、3人が死亡しました。
(画像はTF1よりお借りしています)

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麻薬抗争事件だと発表されましたが、麻薬密売が横行しているマルセイユに近いヴァール(VAR)県では珍しいことではありません。

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2018年9月にはオリウルから数キロ離れたラ・セーヌ=シュル=メール(La Seyne-sur-Mer)で19歳と14歳の少年たちが抗争で亡くなっています。

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今回は「麻薬の支払いに関する揉め事」もしくは「縄張りの独占」が目的であったと推測されていて、29歳と30歳の密売人が死亡しました。

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二人は「暴力行為」「麻薬取引」で度々警察に拘留されていたそうです。

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ところが今回の抗争は一般人を巻き込んでしまいました。

現場となった洗車場に一時間前に到着していたのは最初に殺された29歳と30歳の密売人で、状況から罠にかけられたと見られています。

彼らを撃った二人組は洗車場後ろにある幅2メートル程の干上がった川を徒歩で渡り、背後からカラシニコフを連続して撃ちこみました。

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彼らは銃に慣れていなかったと見え、複数弾発射し周囲には29個の弾丸跡が残されています。

撃たれた二人は反撃することも出来なかったようで、カバンには大麻(カナビス)と一緒に自動小銃が残されていました。

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この時、不運にも現場を通りかかったカップル(男性58歳、女性57歳)がいました。

彼らはこの地域に別荘を買ったばかりで(ヴァールは別荘地としても有名)、ヴァカンスにやって来ており、丁度その時間現場をスクーターに二人乗りで通りかかったのでした。

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飛んできた流れ弾はスクーターの後ろに乗っていた女性の背中に命中し、彼女は病院で死亡が確認されました。

男性は肩に被弾し重傷を負いましたが命には別状がないそうです。

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犯人たちは再び川を渡り逃走、現在警察が行方を追っています。

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