昨日の午後、出先から帰ってしばらくすると自転車に乗った男の子がやって来ました。

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畑のど真ん中にある我が家に少年が来るのは珍しいので、何の用事かと玄関のドアを開けると、男の子は自転車から降りて「チョコレートを買ってくれませんか?」と言いました。

チョコレートはつい2週間前に「2年前にチョコレートを売りに来た少年」に注文したばかりです。(今年の記事はこちら←クリックで記事に飛びます。)

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「あらあら、チョコレートはもう注文しちゃったのよ。〇〇中学校でしょう?チョコレートはジェフ ドゥ ブルージュだよね?」と言うと、私の後ろから旦那が「僕たちはチョコレートを買ってあげる子が決まっているんだよ。2年前もその子から買ったんだ。」と言いました。

するとその子は目を丸くして「えっ、2年前にあなたの家に来たのは僕ですが。」と言いました。

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今度は私たちが目を丸くして「えっ、どういうこと?あれ?あの子も2年前に来たって言ってたけど。」と言うと、

「そいつ、背がひょろっと高くて眼鏡をかけている子ですか?」と聞きました。
旦那が「うん、弟と一緒に来たよ。」と言うと、

「やられた。奴だ。」と言うので「あなたは随分遅くに周っているのね?」と言うと、
「チョコレートのカタログが配られた日に僕は学校を休んだんです。で、昨日になってカタログがやっと学校から郵送されてきました(今は秋休み)。この町は殆ど彼が周っちゃっててもうダメです。」と言いました。

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その時、晴れている空から大粒の雨が降り始めたのでした。

これは彼にとって「恵みの雨」と言うのでしょうか?雨の中に立っている傷心の子供を追い払える大人などいやしません。

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旦那が「君からも買ってあげるから、とにかく家に入りなさい。」と彼を招きいれました。

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注文書を書いて支払いしている時に「ダークチョコレートがお好きなんですよね。2年前もダークチョコレートを注文されましたよね。」と、その少年は言いました。

その時、私はこの少年が2年前の彼だと確信しました。いくら私が人の顔を覚えられなくても「別人みたい」と思った印象の先日の彼ではなかったのです。

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でも真実なんてどちらでも構いません。悔しそうな彼に旦那が笑いながら、
「ほらほら、これでいいだろう?あとは君たち同士の問題だ。がんばれよ。」と声をかけました。

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外に出ると雨が晴れていました。がんばれ、がんばれ、スタートは遅れちゃったけど君のことを応援してくれる人はまだどこかにいるはずだ!

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