いよいよ10月22日(日)、50日間に渡って開催されてきた奥能登国際芸術祭最終日です。

BlogPaint

異質でありながら風景との見事な調和を見せてくれる屋外展示物を楽しんで回ってきましたが、実は私が一番感動したのは屋内展示物のこちらなんです。

BlogPaint

飯田地区にある、明治期に建てられた古民家の蔵の内装です。手がけたのは、芸術祭を機に結成された、金沢美術工芸大学の教員と学生たちによるアートプロジェクトチーム【スズプロ】さんです。テーマは「静かな海流をめぐって」。

BlogPaint

写真は「奥能登曼荼羅」という作品で、蔵の内側を覆いつくすように、奥能登の土地の歴史が綿密に描写されています。

BlogPaint

専攻分野を超えたチームということで、床は、

BlogPaint

実際に蔵の床下にあった物が見えるように彫刻が施されています。
この古民家はかつて飯田の街の2/3を所有していたと言われる八木家の物で、2014年春より空き家になっています。

八木家は藩政期に漁業、農業、海運業で成功し、飯田町にある1500平方メートルの敷地には、商家造りの母屋と離れ、6つの土蔵が現存しています。(マネブNewsより抜粋)

この芸術祭に際し、所有者の八木さんは、「飯田の町の活性化に役立つなら家を自由に使って下さい。」とおっしゃられたそうです。

BlogPaint

こちらは「いえの木」という作品で、

BlogPaint

蔵に残されていた膨大な「モノ」を組み上げて、家を侵食するかのように生えている、天地が逆の巨木を作成し、この土地の豊かさと厳しさを表しているそうです。

BlogPaint

八木家は建物自体、訪れる価値があると思います。

八木家から少し離れたところにある、かつてスナック「JUEN」だったところも訪ねて見ました。

BlogPaint

吉野央子さん作、「JUEN 光陰」です。

BlogPaint

空き店舗を見て、「さながら映画のセットのようで。。。」との思いを抱かれた吉野さんにより、3つのエピソードが交差する自作のシナリオと彫刻作品で、空き店舗に仮想空間が出現しています。(ガイドブックより抜粋)

BlogPaint

屋内展示物はかつて繁栄した商家、賑わった商店街、皆が集った銭湯、映画館、スナック、子供たちのはじける声が響き渡った学校等が使用されています。

過疎化が進み現在は廃校、空き店舗、廃業になった映画館、銭湯などの地点から、アーティストの方々の力を借りて、奥能登の方々が一緒になって再起をかけた未来へとつながるメッセージを発信されているのを十分に感じた芸術祭でした。

全部を紹介しきれませんが、これで私が見た「奥能登国際芸術祭」の様子を終了します。

人気ブログランキングへカボチャの上をクリックして応援して下さったらとっても嬉しいです♪

スポンサーリンク