ソワレが要らないフランス暮らし

フランスに行くのならソワレ(イブニングドレス)が必要? いえいえ、ここは長靴がいるんですよ。。。ぼーっとしたフランス人の旦那と倍速で動く息子と可愛いにゃんこ達との日常。

2018年10月

ハロウィンの招かざる訪問者

本日はハロウィンですね。

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先週の土曜日スーパーではpotimarron(赤皮栗カボチャ)が98セント(フランス人はサンチームと言います、日本円では約128円)で売られていました。我が家は今年カボチャが不作で、上の写真の赤皮栗カボチャは1個しか出来ませんでした。煮物やケーキにして頂きましたが、ホクホクしてとても美味しかったです。

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もう1個はシンデレラの馬車になりそうな大きなカボチャで、水分が多く大味ですので主に冬の間のスープにするために冷凍庫に入れました。

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ハロウィンと言えば子供たちがお菓子をもらいにくるので、パリ郊外にいる時は飴を用意しておりましたが、ブルターニュ地方に引っ越すと、さすがに街灯も無い真っ暗な畑の真ん中の家を訪ねてくる子もおらず、今年もスーパーで飴を買おうかどうしようか悩みましたが結局やめました。

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私たちが住んでいたパリ郊外の町は(一応)ブルジョワ(中産階級の人)が好んで住んでいた町(私たちは違いますよ、えへへ)で、郊外と言えど治安は悪くはありませんでした。住んでいたアパートも玄関はコードが無ければ入れませんでしたし、地上階の0階(日本で言う1階)には管理人さんが常駐していました。

ハロウィンで子供たちがお菓子をもらいに家を訪ねる時には、掲示板に日時を貼り紙をして親が一緒についてまわりました。

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ところが何年かすると、ハロウィンの日はアパートに住んでいる子供たちだけではなく、他所のアパートからも子供たちがやって来るようになりました。

差別と言われてしまうかもしれませんが、黒い肌をした子供たちが10人以上の集団を作って、次から次へとやってきました。

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アパートの構造は日本と違い、ホテルの様になっていて廊下から外は見渡せない構造になっています。

殆どの家はドアに小さな覗き窓がありましたが、我が家にはなく、インターホンが鳴る度にドアを開けなければいけませんでした。

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ドアを開けて飴の袋をみせたとたん、ざざっと子供たちが押し寄せ、ずぼっと誰かの手が袋に入るやごっそり飴をつかんで持って行ってしまいます。それはアメリカで見るような子供たちがカボチャの形をしたカゴに飴を入れるような楽しい雰囲気ではなく、スーパーのナイロン袋に誰が一番多く入れれるかの争奪戦のようでした。

もらえなかった子は一言も言葉を発しません。もらった子でさえお礼を言う子など誰もいませんでした。強奪犯のように無言で来て品が無くなると無言で去って行きました。

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そんなある年、私が息子をお風呂に入れている時にインターホンが鳴りました。出れないので無視していると、さんざんインターホンを鳴らしていなくなりました。しばらくしてドアを開けるとフェルトで作った表札が下に落ちていて、それは半分に折られて踏みつけられて靴型がついていました。

それ以来、飴を用意することもなくなり、表札は外し、息子と2人の時は電気を消して居留守を使うことにしました。

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ある意味、お化けより怖いハロウィンの招かざる訪問者たちでした。

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冬がきた

土曜日から日曜日に変わった深夜、時計の針を3時から2時に戻し、サマータイムが終了しました。

と言っても実際は寝る前に時計の針を戻しておきます。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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EU(欧州連合)がサマータイムの廃止を検討しておりますが、廃止後にサマータイムと
ウインタータイムのどちらを標準時間とするのかが加盟国間で調整がつかず、とりあえず2021年まで廃止案は延期されました。

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各国バラバラで構わないのですが、お隣の国に入る度に時間が変わるというのも不便ですので、その辺の兼ね合いが難しいようです。

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フランスで一番最初にサマータイムが導入されたのは1916年6月14日です。一旦は廃止されたものの1970年代のオイルショックにより石油消費の節減を目的に1975年再び導入されました。その後1998年には全EU加盟国がサマータイムを導入しました。

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当初の目的は省エネルギーでしたが、最近の調査で1時間遅くしたところでエネルギーの消費量はそれほど変わらないと発表され、むしろ我々の健康の方に問題が出ていると言われるようになりました。

急に一時間暗くなるのが早いので自動車事故も多いそうです。

この夏、欧州連合の市民の意見をインターネットで公募したところ、84%が廃止を望んだそうです。

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フランスに住んで21年になりますが、未だに年に2回時間が変わることになれません。小さな子供がいるところや家畜農家は大変です。

という事で我が家の日曜日の夕食は旦那も息子も(勿論私も)19時(前日までの20時)まで待つことが出来ず18時20分(前日までの19時20分)にとったのでした。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

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因みに今まで書いた「サマータイム」の記事も良かったら読んでみて下さいね。
2016年秋2017年春2017年春の2回目の記事2017年秋2018年春

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さて、本当にサマータイムは廃止される時がくるのでしょうか?

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107年も待てないよ

さて、今日はフランス語のお時間です(えっ、いらない?)。

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以前フランス語の数字で「36」が意味するところの話をしましたが(そのお話しはこちら←クリックで記事に飛びます)、本日は「107」についてお話ししましょう。

否定文で良く使われます。
Je ne vais pas attendre 107 ans ! = (Je n'attedrai pas 107 ans !)
そのまま訳しますと「107年も待ってられないよ!」となります。
つまりは「そんなに長くは待てないよ!」と言う意味ですね。

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ではどうして「107年」なんていう中途半端な数字なのでしょう?

これは一言で言いますと、パリにあるノートルダム大聖堂を建立するのに要した年数を表しているのだそうです。(ノートルダム大聖堂の建設は1163年に始まり、1270年に完成したと言われています)。

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その107年の間には建設様式も変わりました。

着工当初に流行っていたのはロマネスク様式ですが、次第に時代はゴシック様式へと移った為、ノートルダム大聖堂はロマネスク様式のテイストを残した初期ゴシック建築となりました。

またその107年の間にはパリの人口も大きく変わりました。西ヨーロッパの多くの国が経済成長を遂げた時代で、1180年には2万5千人だったパリの人口は、1220年には5万人に膨れ上がり、大聖堂は全ての信者を収容することができなくなったそうです。

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大聖堂の完成は当時携わっていた専門家でさえ「いつ完成するかはわからない。ただ途方もなく時間がかかることだけがわかる。」と言うほどで、パリ市民にとって待ちきれない長い時間であったことは想像に難くありません。

「107年待つ」というフランス語の表現は、この終わりの見えない長い待ち時間を待ち続けた当時の人達の苛立たしさを表しており、ひいては否定文として「107年は待てない」という使い方になっていきました。(たまに肯定文で「もう107年も待ってるよ。」なんて言う人もいますけれど。。。)

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注意して聞いていると老若男女問わずかなりの人が使っている表現ですが、どうして「107年」なのかは知らない人が多いんですって。これで皆様、フランス人より物知りですよ。( ̄ー ̄)ニヤリッ

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僕が本物のチョコレート売りの少年

昨日の午後、出先から帰ってしばらくすると自転車に乗った男の子がやって来ました。

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畑のど真ん中にある我が家に少年が来るのは珍しいので、何の用事かと玄関のドアを開けると、男の子は自転車から降りて「チョコレートを買ってくれませんか?」と言いました。

チョコレートはつい2週間前に「2年前にチョコレートを売りに来た少年」に注文したばかりです。(今年の記事はこちら←クリックで記事に飛びます。)

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「あらあら、チョコレートはもう注文しちゃったのよ。〇〇中学校でしょう?チョコレートはジェフ ドゥ ブルージュだよね?」と言うと、私の後ろから旦那が「僕たちはチョコレートを買ってあげる子が決まっているんだよ。2年前もその子から買ったんだ。」と言いました。

するとその子は目を丸くして「えっ、2年前にあなたの家に来たのは僕ですが。」と言いました。

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今度は私たちが目を丸くして「えっ、どういうこと?あれ?あの子も2年前に来たって言ってたけど。」と言うと、

「そいつ、背がひょろっと高くて眼鏡をかけている子ですか?」と聞きました。
旦那が「うん、弟と一緒に来たよ。」と言うと、

「やられた。奴だ。」と言うので「あなたは随分遅くに周っているのね?」と言うと、
「チョコレートのカタログが配られた日に僕は学校を休んだんです。で、昨日になってカタログがやっと学校から郵送されてきました(今は秋休み)。この町は殆ど彼が周っちゃっててもうダメです。」と言いました。

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その時、晴れている空から大粒の雨が降り始めたのでした。

これは彼にとって「恵みの雨」と言うのでしょうか?雨の中に立っている傷心の子供を追い払える大人などいやしません。

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旦那が「君からも買ってあげるから、とにかく家に入りなさい。」と彼を招きいれました。

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注文書を書いて支払いしている時に「ダークチョコレートがお好きなんですよね。2年前もダークチョコレートを注文されましたよね。」と、その少年は言いました。

その時、私はこの少年が2年前の彼だと確信しました。いくら私が人の顔を覚えられなくても「別人みたい」と思った印象の先日の彼ではなかったのです。

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でも真実なんてどちらでも構いません。悔しそうな彼に旦那が笑いながら、
「ほらほら、これでいいだろう?あとは君たち同士の問題だ。がんばれよ。」と声をかけました。

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外に出ると雨が晴れていました。がんばれ、がんばれ、スタートは遅れちゃったけど君のことを応援してくれる人はまだどこかにいるはずだ!

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ざわわっ

私には霊感は全くありませんし、予知能力などに至っては皆無です。

しかしながら先週の水曜日にアクアジムに行った時のことです。なんだかいつもと違っていて体がふわふわしていて(やばい、めまいかなぁ)と思っていました。

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アクアジムは45分間コースで、最初の20分間くらいはプールの中を腕を動かしながら水の中を飛んで歩いたり横っ飛びをしたり逆回りしたりしてウオーミングアップします。

普段はFちゃんとおしゃべりしたり、一週間に一度会う人たちと挨拶を交わしながら回るのですが、その時は気が付くと心の中で(神様、仏様、ご先祖様、どうぞお守りください)と呟いており、そんな呟きに自分でも驚いて(あれ、なんでこんな時に私ったら何を言ってるんだろう)と打ち消すのですが、またしばらくすると無意識に
(神様、仏様、ご先祖様、どうぞお守りください)と呟いておりました。

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この言葉は例えば運転前、誰かれ構わずに、「私と周りの人たちの安全をすがる」私の常套句ですが、プールで呟いたことなどありませんでした。

何度か呟いて(今日の私、変なの~)と思いながら、本格的な腹筋運動に移って10分くらい経った時のことです。

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プールの端から水着姿の人が慌ててやって来て、私たちのプールの監視員の女の子を連れて行きました。それから直ぐに監視員の女の子が戻って来て私たちのコーチに何かを呟いて、コーチが受付の女の子に指示を飛ばし、それを聞いていた前のコースの女性コーチが小走りにプールを横切ってサウナがある方向に向かいました。

その時点ではコーチはまだ私たちの指導を続けており、私たちも水の中にいました。ところがそれから一分もしない内に受付の女の子が戻り、コーチに何やら耳打ちしたところ、「皆さん、すみません。緊急事態が発生しました。監視員がいなくなりますので全員プールから出て下さい。」と言われました。

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この時、サウナに入っていた女性が倒れて頭を強打し、頭に酷い裂傷を負っている状態だったそうです。気分が悪くなって倒れたのか、滑って倒れたのかは不明で女性はそのまま意識を失ってしまったそうです。

プールサイドの赤色の回転灯が回り、
サイレンが鳴り響き、コーチは救命士のような大きなバッグを担いで消えていきました。

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その光景を見ながら、無意識に私が呟いていた言葉、そして訳の分からない不安の正体が見えたような気がしました。

ざわわっと身震いしている私の横でFちゃんが、
「ねぇ、ジャグジーなら入ってもいいのかしら。だってあと25分(10分と自由時間15分)あるもの。もったいないわぁ」と言いました。Σ( ̄ロ ̄|||)

「そりゃダメだよ。監視員さんいないもの。それに私ポンピエ(救命士)が物々しく入って来るときに呑気にジャグジーに浸かっていたくないよー。(人が生きるか死ぬかの瀬戸際なのにね。。。)」とお断りしました。

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それにこんな時には自分の為にも早くここを離れて家に帰るのが一番、そんな気がしたのでした。どうかその方がご無事です様に。

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フランスの雨が多いブルターニュ地方に住んでいます。ボーっとしたフランス人の旦那と倍速で動く息子と猫5匹、畑のど真ん中からつぶやきます。
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