2016年05月
運転して息子と一緒にいつも羊がいるところに行きましたが、残念ながら小屋の中に入っていて写真が撮れませんでした。
すると息子が「ママ、子牛がいるところに行こう。」と言いました。
「子牛?」
「うん、白い子牛がいるところ。」
「羊じゃなくて子牛?」

「ほら、白くて小さいじゃない。」
ちらっと彼の横顔を見ても真剣です。彼の思考回路は時々解析不能です。
「ええわ。やめとく。」

「えー。似てるのになぁ。。。」
この間は、「ねえ、ママ、ママのブログの為にスクープ写真撮ったで。」と言うので見たら、猫がネズミを食べている連続写真でした。Σヾ( ̄0 ̄;ノ
「いや、まさか、ママ、野生の王国のホームページ作ってるわけやないし。」
「野生の王国?」
「ああ、まあ、わからんでええねんけど、遠慮しとくわ。」
「えー。せっかく撮ってあげたのに。最後の写真なんか一番良く撮れてると思うねん。」
というのでその写真だけ載せましょう。


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木曜日の夜はジムに行きました。
年度初めの9月には80人いたメンバーも昨日は11人でした。7月の一週目で終了するのですが毎年その時には5人ほどになってしまいます。
先生は一年間を通してのプログラムを組む真面目な方で、年度末のプログラムはかなりハードなものとなります。ただし、先生はシュミレーションと現実の違いを認識されていません。
私達の脂肪は一週間に一度の腹筋ぐらいではびくともしませんし、残念ながら9月も今も体型に何の変化も見らず進歩の兆しも見られません。
1.5kgsのバトンと3kgsのバトンがあれば3kgsのバトンを選び、高い踏み台と低い踏み台があれば高い踏み台を選び、大きなボールと小さいボールがあれば大きなボールを選ぶ自分に厳しいCちゃんでさえ成果は現れていません。
一昨日は足に2個ずつの重りをつけての踏み台昇降や、反復横跳び、足を膝まで上げて走ったり、まるでビリーズブートキャンプのようでした。
私はジムの間中、「重りを一つ減らせないかしら。先生に言おうかしら。いやいや、この年なんだから勝手に一つにしても誰も何も言わないんじゃない?減らすなら今かしら。今かしら。」とずっと悶々と考えながら鈍重に身体を動かしていました。
Cちゃんですら顔が真っ赤になっていました。
昨年、減り続ける生徒を心配した先生が意見投書箱を用意しました。匿名で構わないからどうして欲しいかを書くようにとのことでした。
夜の8時30分から始まり9時30分に終わるのですが、フランスでは珍しく熱心な先生は10時までされます。でも、みんな仕事が終わって子供の世話をすませてやってくるわけで、この時間はストレスを発散して軽く身体を動かして楽しみたいと思っています。そして次の日の仕事のために9時30分には終わって欲しいと思っています。
意見投書箱に意見は入ったのでしょうか?多分誰も入れなかったと思います。
熱心に教えてくれている先生に「手を抜いて下さい。」とは言えません。
真面目な先生に「真面目すぎます。」「早く終わって下さい。」と言えませんし、思いもしない根本の部分を覆されたら先生はどれ程悩んでしまわれることでしょう。
9月の始めに町のアクティビティが集まってクラブ紹介、勧誘会があります。
先生が言いました。「さあ、新しい人を勧誘する為、私達は舞台に立ってブラジルダンスを踊りましょう!!」
ブラジルダンス?サンバ?いやいやいや~。先生、今残っている11人はCちゃん以外手抜きをして続けてきた人たちで、ボディは出るところは出ていても、へっこむべきところも出てしまっている人達ですよ~。昨年のように大人しくビラだけにしたほうが。。。

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マシーンがあるわけではなく、いわゆる大人の体操教室みたいなものです。町から援助が出ているので費用は一年で8500円ほどです。
日本で会社員をやっていた時にエアロビクスがしたくて、月謝半年先払いをして、レオタードやソックスまで揃えたのに一度も行かなかったことがありました。友達と一緒だと行けるだろうとか、月謝が高いともったいないから行くだろうというのは浅はかな考えでした。
これだけ意志の弱い私なので「余程の理由が無い限り休まない。」と決めました。旦那も嫌味なくらい協力的です。3日も前から「明後日はジムだな。」と言い当日の夜は車のエンジンをかけてせきたてます。どれだけわたしの体型を憂えているのでしょうか。。。
もともとはズンバがしたくて入ったのですが、ズンバは一時間の内の15分程でその後はひたすらフィットネスと言う名の筋肉トレーニングです。社会人になってから床に汗がしたたるほどの運動をしたのは初めてでした。
「アン ドゥ トロワ アン ドゥ トロワ シャセッ シャセッ ピボット」という先生の声を聞いていると自分の姿など忘れてバレエでもしている気分になります。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
今年で4年ですが、休んだのは3回だけです。息子が骨折した時、息子が事故で救急搬送された時、そしてわたしが階段から落ちた時だけなんです。
一度行こうかどうしようかとても迷ったことがありました。
冬、洗濯物を家の中に干していた時、洗濯の時に一緒に入れた計量キャップが落ちて転がったので、はいつくばって追いかけました。中々手が届かなくて、届いた時には頭の上に家具があることをすっかり忘れていました。キャップを手に頭をあげると「ゴン!」と鈍い音がして強烈な痛みを感じました。
ソファーに転がり込んで痛みにこらえ、打ったところに手を当てると血が出てるではないですか。頭だから結構血が出てきました。
旦那は仕事から帰っていなくて、とりあえず携帯に電話をしました。
「ねぇ、今、頭打ってね、血が出てるんだけど今日ジム休んでいいかしら。」
「僕は見てないからどんな状態かわからないよ。自分で判断しろよ。」
休んでいいって言って欲しかったな~。動けるしな~。休むほどでもないのかな~。と休む理由を正当化して欲しかったのに突き放された私はジムに行ったのでした。
ジムに着いて友達に「ねぇねぇ、一時間ほど前に家具で頭打ったの。」というと「どれどれ見てあげる。」と二人が身を乗り出して髪をかき分けました。
「○○、びっくりしちゃあいけないわよ。脳みそ出てるわよ。」と真面目な顔で言ったあとニヤニヤ笑いました。「大丈夫、大丈夫、1.5cm程きれてるだけよ~。」と言い、あとは二人で自分の体験談や、旦那や友達のグロい体験話へと膨らませていき私は放置されたのでした。
痛みに耐えて一時間ジムをして、首に血が混じった汗がタラ~と流れてきた時に「今日は休んでも良かったんじゃないのか。これはジムを休むという”余程の理由”に入ったのではないのか。」と思ったのでした。
さて、こんなにも文字通り血がにじむ(?)努力をしているのに成果が現れないのはどうしてでしょう。
それは、「明日、ジムに行くから食べても平気かな。」とか「今日、ジムに行くから多少食べすぎてもいいか。」とジムに行くのを口実にそれ以上に食べてしまうからです。

旦那のカウントダウンは逆効果です。
なので、余程の理由が無い限り休んじゃいけないのです。。。



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ご近所のおばあちゃんの買い物に運転手兼助手としてつきあいました。
「何買うか紙に書いたのよ。でもその紙を持ってくるの忘れちゃったわ~。」と言うおばあちゃんと一緒にスーパーをぐるぐるぐるぐる。「お肉を買わなくちゃ。」と彼女が手にしたのは、豚の耳、豚の足。。。。。。。
ブルターニュ地方は人の数より豚の数の方が多いと揶揄されるくらいで、当然豚を使った料理が多いです。豚は捨てるところが無いらしいです。スーパーのお肉コーナーに豚の頭丸ごとが置かれてあってびっくりしたこともあります。Σ(゚д゚;)
おばあちゃん家に招待されたときのことなんですが、メイン料理として出てきたのが臓物料理でした。「うわぁ。。。内臓っぽい。」と臓物料理が苦手な私は困りました。旦那が「ロニョンだね。」と言い、「そう、豚のロニョンよ。」とおばあちゃんが答えました。現実逃避していた私は、フランス語で玉ねぎのことをオニョンと発音するので、もしかしてこれは玉ねぎ?えっ玉ねぎ?玉ねぎかもしれないと思いこもうとしていました。
でもそんな都合のよいことがあるわけなく、どう見ても内臓なので、ここは「私がよそいます!」と申し出て自分にはできるだけ小さいものを選びました。
「ねえ、ロニョンってどこ?」と息子にこっそり日本語で聞くと「知らん。知りたくも無い。」と。
思い切って口に入れて歯で噛んだ瞬間、プーンと臭うアンモニア臭。。。あっあの部分か。。再び息子に「ねえ、ママの分も食べてくれへん。。。」と言うと「無理。僕も嫌い。」とすげない返事をされました。
旦那はご機嫌に調理方法などをおばあちゃんに聞いていました。席が隣なら上手く旦那の皿に入れるのにな。。。いやいや気を遣うことを知らない旦那は、見つけた瞬間に「君、嫌いなのか!」と言ってしまうに違いないな。。。などと思いながらとにかく食べきりました。
「おかわりは?」と聞かれ、息子と二人「いえいえいえ。。。」と断り、「ちょっとしか食べてくれないのね。」と言われ、わたしと息子の状況など一切わからない旦那が「どうした。君たち家ではいつも山ほど食べるのに。」と余計なことをいうので、「4時にこの子がお腹が空いてマクドナルドに入っちゃったの。」と苦し紛れの嘘をつきました。
あぁ、おばあちゃんごめんなさい。
家に帰って辞書を手にする私に息子が「引かんほうがええで。」と姿を消し、それでもやっぱり調べてみると「腎臓」。。。。。そうだよね~。あの臭い。
でも普通は「子牛の腎臓」を使うのが一般的な料理(ロニョン ド ボー)のようで、豚の腎臓を使うあたりがやっぱりブルターニュなんだと思いました。
数日後、おばあちゃん家にお昼のパンを持っていくと、何やら鍋がぐつぐつ、セロリの香りが台所に漂っていました。「何作っているの?」と聞くと、「ラング ド ポー」。
えっ豚の舌???え~、この料理も牛じゃなくて豚なの~???
すごいぞブルターニュ!!

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