私は昨日の記事の理由から、お客さんと一緒に撮った写真が少ないです。
(昨日の記事はこちら←クリックで記事に飛びます。)

その為、ご自分達だけが写った写真を送付して下さることが時々ありました。なのでツアーが終わった後に、19歳の男の子から彼だけが写った写真が送られて来た時も特になんとも思いませんでした。

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彼(K君)は毎月の会社の積立金でヨーロッパに社員旅行で参加していました。親戚同士で経営している会社でしたので、同僚も従兄弟や叔父さん達でした。

ドイツのハイデルベルク、ローテンブルク、ロマンチック街道を通りヴィース教会、白亜の城ノイシュヴァンシュタイン城を見学し、オーストリアに入り、モーツァルト生誕の地ザルツブルクを周り、フランスのパリが最後でした。

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こういった旅行は慰安旅行の海外版と言った感じで、抑えるところは社長さんなどのお偉いさんと幹事さん(この時は経理秘書の方)です。お客さん同士をまとめる必要がないので、少し余裕があります。その分、ツアーで一番若かった19歳の男の子達3人と食事を一緒に取ったり、色んな雑談をしました。

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普段は教えない個人連絡先も、「京都に遊びに行っていいですか?」と聞かれて教えました。そして写真が送られてきて数日後に電話があり、遊びに来たいと言うことで日を決めました。

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さて当日、ツアーに参加した子達と一緒に来ると思っていたK君は、東京から車に乗って一人でやってきました。1泊2日でやってきた彼は、2日目東京に戻るときに、私に言いました。
「○○○さん(わったしですよ~ん。)が好きです。ヨーロッパツアーの時に、最終日が近づくにつれて、もう2度と会えないんだと思ったら、どうしようって思って胸が苦しくなって。。。」

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そのとき既に私は旦那との結婚が決まっていて、(あぁ、どうして重なる時は重なるんだ。。。)と思いましたが、一回り近く年が離れたK君なので、(大人の対応しなくっちゃ。。。犯罪もんよね。)と気をひきしめてお断りしました。

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そして1ヵ月後、彼は再び車を走らせて京都まで突然やってきました。ツアーとツアーの間は中3日から4日しかないので、会えたことにまず驚きましたが、私は膝が丸まったジャージ姿の気が抜け切った格好をしていました。

驚きすぎて大人の対応はどこへやら、急いで母を呼びに行きました。母は、
「今日は残念だけど、あなたを泊めてあげることはできないわ。この子はツアー中は颯爽と格好良く見えたかもしれないけど、普段はこんな格好をして何にもできない子なのよ。(お母さん、ひどい。。。)。今日は帰りなさいね。近くにホテルがあるから電話しようか?」と言ってくれました。

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簡潔に書きましたが、母は私が家では何も出来ない人間だと繰り返し力説していました。K君も「わかりました。帰ります。」と帰っていきました。

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更に1ヶ月がした頃、我が家の家の前に花束が置いてありました。花束の中にはメッセージカードが入っていて、一言、「馬鹿野郎より。」と書いてありました。花束持って東京から京都まで車を走らせてくれたんですね。

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ああぁ、せっかくの純粋な若者、もったいなかったですね~。
 

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