フランスでは消防士さんは救命士でもあり、火事の時以外の怪我や心臓発作等の時にもポンピエ(消防救命士)を呼びます。
(画像はFrance 3よりお借りしています。)

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ところがポンピエに対する暴力が、ここ5年(2013年から2017年調べ)で、79%上昇しています。

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フランスには
パリ郊外地区を始めとした「対応が非常に難しい地区」が多数存在しております。

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5月10日18時頃、フランス南西部のトゥールーズ市でゴミが燃えていると通報があり、ポンピエ6名が駆けつけました。

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そこで彼らがゴミの下から発見したのはスクーターにくくりつけられたキャンプ用のガスボンベでした。幸いにも爆発はしませんでしたが、彼らが検証中に
建物の上から可燃性のボンベが飛んできました。

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トゥールーズ市を含むオキシタニ地域圏は移民を多く抱えており、警察も介入できない地区が幾つか存在します。2017年にこの地域圏で起こったポンピエへの暴力行為は228件にも及びます。

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またトゥールーズ市には違法ドラッグの拠点があり、今年の4月には202kgsのカナビス(大麻)が摘発されており、グループ間の争いも度々起こっています。

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そして同日、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏のミラマ市でもポンピエへの暴力行為がありました。

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消防署から数メートル離れたところのゴミが燃えていると通報があり、駆け付けたところ待ち伏せをしていた人達から、

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運転席の窓ガラスを割られ、運転していたポンピエが怪我をしました。また車のボディーには弾痕がありました。

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彼らが自分たちが元住んでいた国のルールにのっとって生活したいのであればそうすればいいです。でもそれなら火事が起こっても住人同士やドラッググループ間で揉めても、怪我や急病の事態が発生してもポンピエを呼ばないで欲しいものです。

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