「11 黄色から青に塗り替えられたフランス」から続きます。
パリの厳戒態勢を知らせるお昼のニュースでは、何も知らないで観光に来た外国の人達にインタビューしていて、日本の観光客グループがニコニコと笑顔でエッフェル塔の前に並び、ガイドさんが「エッフェル塔も閉まっていて、午後からのベルサイユ宮殿も閉まっていますから、これからモンマルトルの丘にでも行こうと思います。」とのんびり話している画像も流れていました。
ところがその後、シャンゼリゼ通りに入れなかったカッスール(壊し屋)達は小さなグループに分かれ、パリのあちこちの通りで車に放火したり、店舗のウインドウを壊して強奪したり、スプレーで落書きしたりと先週の土曜日と変わらない行動へと移っていきました。
パリ市東部にあるレピュブリック広場では、午前中は環境問題をテーマにした団体にジレジョーヌ達も混じり平和にデモが行われていましたが、午後にはカッスール(壊し屋)達がなだれ込み火がつけられ、店舗が壊され、警察と衝突し広場は騒然となりました。
また地方ではトゥールーズ、マルセイユ、サンテチエンヌ、ナント、そしてボルドーにカッスール(壊し屋)達が現れ放火、破壊が行われ、警察側も装甲車で対応、町はカオス(混沌)と化しました。
内務省から発表された12月8日土曜日のフランスでのデモ参加者は全国で12万5千人、職務質問を受けたのは1385名、拘束されたのは975名だそうです。怪我人118名、警察側17名は先週の怪我人201名、警察側284名に比べると随分減少したとは内務大臣の談です。
では、これからマクロン政権はどうするのでしょう。厳戒態勢をフランス中の全ての町の全ての通りに敷いていくというのでしょうか?
根本的な解決策を出さない限り、暴徒に武力で対応してもこれからも同じことが起こるだけでしょう。暴徒(カッスール達/壊し屋)に対応するだけで精いっぱいで真のジレジョーヌ達が何を望んでいるのかが見えていないような気がします。
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パリの厳戒態勢を知らせるお昼のニュースでは、何も知らないで観光に来た外国の人達にインタビューしていて、日本の観光客グループがニコニコと笑顔でエッフェル塔の前に並び、ガイドさんが「エッフェル塔も閉まっていて、午後からのベルサイユ宮殿も閉まっていますから、これからモンマルトルの丘にでも行こうと思います。」とのんびり話している画像も流れていました。
ところがその後、シャンゼリゼ通りに入れなかったカッスール(壊し屋)達は小さなグループに分かれ、パリのあちこちの通りで車に放火したり、店舗のウインドウを壊して強奪したり、スプレーで落書きしたりと先週の土曜日と変わらない行動へと移っていきました。
パリ市東部にあるレピュブリック広場では、午前中は環境問題をテーマにした団体にジレジョーヌ達も混じり平和にデモが行われていましたが、午後にはカッスール(壊し屋)達がなだれ込み火がつけられ、店舗が壊され、警察と衝突し広場は騒然となりました。
また地方ではトゥールーズ、マルセイユ、サンテチエンヌ、ナント、そしてボルドーにカッスール(壊し屋)達が現れ放火、破壊が行われ、警察側も装甲車で対応、町はカオス(混沌)と化しました。
内務省から発表された12月8日土曜日のフランスでのデモ参加者は全国で12万5千人、職務質問を受けたのは1385名、拘束されたのは975名だそうです。怪我人118名、警察側17名は先週の怪我人201名、警察側284名に比べると随分減少したとは内務大臣の談です。
では、これからマクロン政権はどうするのでしょう。厳戒態勢をフランス中の全ての町の全ての通りに敷いていくというのでしょうか?
根本的な解決策を出さない限り、暴徒に武力で対応してもこれからも同じことが起こるだけでしょう。暴徒(カッスール達/壊し屋)に対応するだけで精いっぱいで真のジレジョーヌ達が何を望んでいるのかが見えていないような気がします。
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コメント
コメント一覧 (12)
今回の暴動化したデモの背景を識者が解説していましたが、マクロンの発言はフランス人政治経済エリート気質の極端な現れと言っていました。シャルル・ド・ゴールがENAをつくった時、こんな感じの人間が出てくるとは思いもしなかっただろうとも。日本ならあの発言では支持率どころか政権が危うくなりますね。
マクロン大統領は習近平にも近づき、ルノーを通じて日産の技術を中国へ売り渡そうともしていました。本当に舐めた真似をしてくれますよ。それでいて隣の経済大国ドイツに張り合おうとするのだから嗤ってしまいます。フランスは国の根本を農業や畜産業とするという重農主義をブルボン王朝時代から続けて来た国なのに。
シャルル・ド・ゴール将軍が連合国の一角としてパリ解放をした時のフランスエリートは本物だったでしょう。然し今は全然違いますね。マクロン大統領はまるで19世紀前期の復古王政のオルレアン王朝時代のフランソワ・ギゾー首相のような印象をうけます。
ミネット
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ミネット
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そして、そんな思いから一番遠いところにいるのが大統領。
ミネット
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そういう時、ジレ・ジョーヌ達は相手のペースに乗せられることなく、「対話ではなく行動で示せ!」とマクロンに言うべきですね。弁舌ではなく行動で示せと。
エリート気質剥き出しで、口だけうまく、変に攻撃的で遣ることは頭が悪いって日本が誇るマンガにとりあげられそうな人物像です。問題は創作物である漫画では無くて、現実のフランスの最高権力者だという所ですが。
ミネット
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マクロンは何度もノルマルを落ちていて、あまり頭は良くないので、こういうことになるのでしょう。
パリジャンの友人になぜ、こういうfoolish guyを君達は選ぶんだと聞いたら、LePenを選ぶ訳にはいかなかったのだ、と。確かに、2択だと、そうですね。
ミネット
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